アニメ「BLEACH 千年血戦篇」 第32話「THE HOLY NEWBORN」感想

アニメ千年血戦篇 第32話の感想。
大きな新規シーンがない回だったから早めに投稿できるかと思ったがそんなことはなかったぜ。


第32話「THE HOLY NEWBORN」

ラスダン突入回。
大筋はほぼ原作通りだったので、細かい部分についての感想がメイン。


瀞霊廷サイド

アバンタイトル

『珠を配ります』って手渡しじゃなくて転送なのか。便利だ。
鬼道が苦手な恋次、珠の持ち方からぎこちない。(笑)

作画やCGのコストの都合なのか、前回集まってもらった一般隊士たちは竜ノ介と志乃以外映らず (Aパートで疎らに映ってる程度)。
画面外にいたであろう隊士たちのために珠も数千個用意してあったんだろうか。

Aパート

ハッチだけ本人のでかさのせいで珠が小さく見える。(笑)

門関連のシーンは第28話から今回に至るまで大きく構成の変更があったけど、七緒とリサのやり取りとか霊圧の増幅器のくだりも見られてよかった。
強いて言えば、浮竹の霊圧量が飛び抜けていた理由の説明がカットされたので、急にその設定が出てきたことに原作よりも少し唐突感があったかも。
増幅器のシーンをもってようやく68巻範囲は (カットされた部分以外) やりきったかな。

第29話 (浮竹回) の感想記事にも書いた通り、浮竹の犠牲に対する京楽のリアクションがあったらいいなと思っていたので、京楽の『無駄にはしないよ……浮竹』という追加台詞も嬉しかった。

それにしても浮竹からミミハギ様がまだ伸びてるのが気になる。
どこに繋がってるんだ……?


先遣隊 (一護一行) サイド ― 臥豚殿

グリムジョー

前回のBパートラストでほんの少しだけ駆け足気味に感じた『……お前……グリムジョー………!!』の辺りを理想通りの間でもう1回見られて、かゆいところに手が届いた。

『何年ぶりだ?』は真面目に答えると17ヶ月とちょっとで、作中では何年ぶりというほどの時間は経ってない。(笑)
現実時間ではかなり久々の登場なので、原作の時点でそういうメタ的な意味も含んでそうな台詞。
それはそれとして虚圏ってずっと夜だし (そして虚夜宮の中はずっと昼だし)、ずっと居たら時間感覚がおかしくはなりそうだ。

ネリエル

ブレソル準拠でCV変わってた!

恐らくキャストは初公開で、清都ありささんという方だそう。
初めてお名前を聞く方だったのだけど、違和感なかったし今週の月曜日に公開された「Rebirth of Souls」のネリエル紹介ムービーでのアクション時のボイスも格好良かった。

声以外だと、ネリエルの新しい衣装、こんなに脚出てたんかと今更知った (原作のモノクロ絵では気付いてなかった)。

織姫

今回のネリエルに嫉妬する織姫も可愛かった。


先遣隊サイド ― 雪緒の箱の中

説明パート

霊王宮再突入後はこうやって落ち着いていられる時間はもうなかったと思うので、『全部だよ!!!』から始まるシーンもカットされずに見られてよかった。

原作では織姫のメタ発言があった叫谷に関する説明の図を雪緒が表示してくれるという流れにしたのはなるほどだった。

劇場版のシーンが回想で入ったりはしないかぁ。
アイキャッチの「叫谷」の説明に茜雫を彷彿させる紅葉とリボンが描かれていたのはニクい演出。

チャド『親衛隊の能力は分かったが〜』

チャドたちとの戦いでは誰も能力見せてなくない……?
どっちにしろ能力が分かったところで対策しにくい奴ばっかだし。

リルカの表情

一護に『ありがとな』と言われた後の表情の動きから気合い入れて作ってるのは伝わってきたけど、デフォルメの仕方とか目の潤ませ方がやり過ぎに感じて、個人的には少し気になってしまった。
原作では不意打ちでやられちゃって咄嗟に反応する余裕がないという感じだったのに対して、アニメではコミカルさが入ってそのニュアンスが消えちゃったなぁとも。

『………わかった』のシーンの表情は原作寄りで文句なしに可愛かった。


霊王宮

ユーハバッハたち

前々回の戦いの決着の場面を回想する雨竜。
一護のこと結構心配してるな?

ユーハバッハが霊王宮を組み替えるシーンで、5つの零番離殿が青い光に包まれて滅却十字の形に接続される描写が追加。
確かにこれは巻き込まれたら死ぬな……。

霊王宮へ突入

一護たちと隊長格たちが同時に霊王宮へ突入。
『瀞霊廷を覆っていた………見えざる帝国の街並がはがれていく……!!』のシーンが手前 (アバンタイトル) に移動したことによって、一護たちの方も瀞霊廷の方も突入の直前は比較的落ち着いた雰囲気になっていて (音楽はそうでもないけど)、そちらとの差で突入後の展開の緊迫感が増しているように感じた。

組み替えられた街並みや堕ちた大内裏の映し方も、ぐあっと視点を回り込ませたりとダイナミックな見せ方になっていてインパクトがあった。
元になっている建物は今まで瀞霊廷にあったものと同じでも、建物も背景も色彩が一新されて画面の印象が新しくなっていて、物語が次の局面に進んだことが色彩の変化からも感じられて良い。

突入後の死神たち

夕四郎が足場を作れずに落ちそうになるくだりはそこから敵の力の強大さの描写に繋がるからともかく、一護たちが『夜一さんの弟…』と想像するシーンは流石に雰囲気が壊れるからカットされたか。

砕蜂はいつの間に包帯取ったんだ。

真世界城

「真世界城」の玉座の間はドギツいマゼンタで、こちらも組み替えられた街並みと同じく「新しい色彩による新展開の表現」になってた。

ユーハバッハの居城の背景がマゼンタなのは、第1クールで一護の精神世界の背景をマゼンタで描いてたのも意識してるんだろうか。

サブタイトル表示

「BLEACH」の文字の大きさが不揃いなのは霊王を取り込んだユーハバッハの目がモチーフかな。


次回予告

本編の大筋が原作通りだったので、今回一番驚いたのは次回予告だった。
OP映像に恋次が73巻表紙のポーズで映っているカットがあるのが気になってはいたけど、ここで73巻の巻頭歌が来るのか……。

恋次絡みの新展開として思いつくのは、恋次は死神代行篇で一度雨竜を倒してるので、その意趣返しで恋次 VS 雨竜の新規戦闘シーン、とかか。
公式サイトで公開されている次話のあらすじを見ても、ハッシュヴァルトとバズビーの回想は一旦飛ばして70巻の内容に進みそうということが分かるだけで、恋次のことは微塵も書かれてないんだよなぁ。何が起きるんだろう?


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第32話の感想は以上。

ブログに投稿した感想記事の一覧ページを作ってみてるので、次回の感想までにはアップしたい。

(2024/11/17:タイトルの末尾に「感想」を付け忘れるという初めてのミスをしていたのを修正。各所の表現も微修正。)

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