アニメ「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」第1話に登場した人類の文字を解読してみた

第1話の感想記事で予告した通り、アニメ「なぜ僕」の世界で人類が使っている文字の解読結果を掲載します。
第1話が放送されてからほぼ1ヶ月経ちますし他に解読した人が誰もいないということはないと思いますが、Twitterなどで調べてみた限りでは見つからなかったので。

筆者はこの記事の投稿時点で、第2話は放送日に一度見ただけ、第3話以降は未視聴なので、情報源は第1話のみです。


文字の解読結果

解読などと大層なことを言ってますが、アニメ「なぜ僕」作中で人類が使っている書記言語は日本語をローマ字表記してアルファベットと数字をオリジナルの文字に置き換えただけのものなので、解読難度としては最も簡単な部類だと思います。

アルファベット・数字と「なぜ僕」の人類の文字との対応は以下の通り。

Q・V・Xと5・9以外の数字については第1話の情報だけでは対応する文字は特定できませんでした。
アルファベットとほんのり字形が似ているものも結構あるので、「不明」の1つ目 (Φみたいなやつ) がQかもしれません。

後述しますが「不明」の2つ目と3つ目は数字、4つ目は「・」や「ー」などの約物と予想しています。


解読に至るまでの流れ

1. 「ウルザ連邦」

第1話Aパートで「ウルザ連邦には悪魔族の墓所を監視する義務がある」という説明の際に映った地図に、分かち書きで4文字と3文字の単語が書かれています。
話の流れから、この4文字と3文字の並びは「ウルザ連邦」の意であろうと想像できます。

1-1. 形容詞は前置か後置か

形容詞を名詞の前に置く言語であれば4文字の方が「ウルザ」で3文字の方が「連邦」、形容詞を名詞の後に置く言語であれば4文字の方が「連邦」で3文字の方が「ウルザ」を表すことになりそうです。
まずは日本語や英語と同じく形容詞は名詞の前に置くものと仮定してみます。

メタ的には、言語をテーマにした作品ならともかく、そうではない作品で多少のオリジナリティを出すためだけに単語や文法レベルでオリジナルの言語を作るのは割に合わないので、日本語か英語を別の文字に置き換えている程度である可能性が高い、という推測もそれなりに妥当でしょう。

1-2. ベースは五十音かアルファベットか

「ウルザ」を4文字で表すとしたら、五十音をベースとして「ウ・ル・サ・濁点」で4文字というパターンや、アルファベットをベースとして「U・L・Z・A」で4文字というパターンなどが考えられます。
ただ、地図に書かれていた4文字の単語の4文字目は他の文字と見比べてもカナに対する濁点のように見た目からして明らかに他と役割が違う文字であるようには見えないので、五十音ベース説は一旦置いておいて、4文字で「ULZA」を表しているものと仮定します。

ちなみに結論としてはこの仮定は当たらずとも遠からずで、正しくは「URZA」でした。


2. カイが読んでいた本

第1話Bパートにてカイが部屋で読んでいた本の文章を眺めてみると、文字は20数種類程度しか登場していないことが分かります。
また、墓所の写真が載っているページの右のページ、上から2行目の行頭では同じ文字が2文字ごとに4回も登場しています。

この「2文字ごとに登場している文字」は母音だと考えられ、これにより本の文章は「日本語をローマ字表記してアルファベットをオリジナルの文字に置き換えたもの」である可能性が濃厚に。
その場合、大体2文字に1回程度は母音が出てくることになるので、全体の中で出現頻度が高い文字を5〜7文字程度ピックアップすればこの中にA・I・U・E・Oが全て含まれていそうです。

今回は1-2.で「ULZA」から「A」と「U」に対応する文字が既に予想できているので、出現頻度が高い文字のうちAでもUでないものがI・E・Oの候補となります。


3. 街中の広告

意外にも、決め手になったのは本の文章ではなくAパートに映っていた街中の広告の文章でした。

ジャンヌの「そうね。だからカイは、2年後も人類庇護庁にいてくれる」という台詞の後のカットで、ジャンヌが横断歩道を渡るため画面外右側に出た後に右上に見える紫色の広告。
この広告の文章の下から2行目には同じ文字が3連続で登場する箇所があります。

ローマ字の文章で同じ文字が3連続する状況は、「この大きな (KONOOOKINA)」のように母音が3連続する場合や「こんな (KONNNA)」のように「ん」の後にナ行の音が来てNが3連続する場合などかなり限定的です。
しかもこの行、2.でI・E・Oの候補とした文字の1つを●、3連続している文字を▲、それ以外の未知の文字を□とすると「●▲▲▲A▲●□●▲●」(「A」は1-2.でAと仮定した文字) となっており、●と▲さえ分かればほぼ文章として成立します。

ということで何パターンか試してみた結果、●=O、▲=N、□=Kとすると「ONNNANOKONO (女の子の)」となり、読めた!!


4. 残りの文字と文章の解読

以上で「ローマ字表記のアルファベット置き換え」説が正しいことが分かったので、あとはカイが読んでいた本の文章やその他の部分にも3.までで判明した文字を当てはめていき、どのアルファベットに対応するか不明な文字には残りのアルファベットのうち文章の意味が通りそうなものを当てはめていけば解読完了。

文字の解読に3〜4時間程度、この記事の下書きと並行で文章を解読するのに1日程度と、解読にはそれほど時間は掛からなかったのですが、記事の投稿がこんなに遅くなったのは対応表に載せる文字の画像をどうやって用意するかがネックで画像の作成に1週間くらい掛かったからです (


文章の解読結果

第1話に登場した各文章の解読結果を掲載。
第2話以降に解読できる箇所があった場合はまた別記事に掲載します。

文章が見切れている部分は「〜」、第1話時点で解読不可能な文字や判読できない文字は「□」と表記しています。


Aパート:墓所の監視 〜 戦闘訓練

ウルザ連邦の地図に書かれている文字

"URZA FEI"
ウルザ FEI

さっそくよく分からんやつきた。

後ろの3文字は「連邦」を意味する言葉だと睨んでいましたが、federationのFEDとかでもないんですね。
この「FEI」は後々別の箇所にも登場しているのでミスではなさそうに思いますが、オリジナルの略語か何かでしょうか。

「ウルザ連邦 ヴィシャール」のテロップが出るシーン、右側のビル広告

"KAFE"
カフェ

CAFEじゃないんだ、と思ったけどローマ字だからか。
このシーンの左のビル広告には普通にアルファベットが書かれています。

サキがマシンドールを停止させようとリモコンを手に取るシーンの自販機

自販機内右下の黄色い缶に書かれている文字が「C.C.」と読める気がするので、たぶん「C.C.レモン」的な何か。

余談

カイのスマホにジャンヌからメッセージが来たシーンでスマホの画面を映さないのが少し不自然だなと思ってたんですが、画面を映すとサキとアシュランが読み上げたメッセージ内容と照らし合わせて文字を解読されてしまうからですかね?


Aパート:ジャンヌとショッピング

青い横長のホログラム広告 (青緑色のものも同じ文字列)

"PROJECTNO9"
project No.9

最後の文字が他の箇所には全く登場しないので、まだ対応する文字が判明していないXを当てはめて「Project Nox」(noxが何かは知らんけど) とかで都市開発計画か何かの名前なのかと思ったら、このアニメの制作会社「project No.9」じゃん!! それじゃん!!

ジャンヌがショーウィンドウのネックレスを眺めているシーンの背景にあるオレンジ色の縦長の広告など、ここ以外の広告でも「PROJECTNO9」が散見されます。

青い縦長のホログラム広告 (世界輪廻が起こる直前のシーンだと見やすい)

"SONYU"

「挿入」? 「ここに文字を挿入」的な仮テキスト?

緑色の縦長のホログラム広告

"CHARGE" (空中に投影されたペットボトルのラベル部分)
チャージ

スポーツドリンクとか系?

ジャンヌ「来週からウルザークに出向するんだし〜」の後のカット、社名らしき縦長の看板

"ABCDE"

適当だった。
まぁこのためにわざわざ架空の社名を1つ考えるのも手間だし、そういうこともありますわな。

↑の看板の下、緑色の横長の看板

"KLMNOP"

モブの頭が被っていて、ちゃんと見えるのはKLMの3文字のみ。

2文字目の「て」のような文字はBパートの本の文章からはどのアルファベットに対応する文字か特定できないのですが、この看板の1文字目がK、3文字目がMを表す文字で、部分的にだけ見えている4〜6文字目もそれぞれN・O・Pの字形と合致するので、アルファベット順にKLMNOPと並んでいると仮定すると「て」はLを表す文字であろうと推測できます。

この看板がなければ「て」=Lだとは特定できないので、何気に重要な役割を果たす看板でした。

クレープの商品名のプレート

"DEFG HIJ"

適当だった。(その2)
クレープの商品名1つくらいなら考えてもよかったのではという気がしますが。

ジャンヌ「付き合ってくれてありがとう」のシーン、青い横長の広告

ジャンヌの体と信号機の柱で一部が隠れている上に文字がボケていて読みづらい。
〜STBEI」のように見えるが意味は不明。

ジャンヌが横断歩道を渡り始めた後、右上の紫色の広告

"KWAII"
(ブランド名? それともKAWAIIのが抜けてるだけ?)

"KOREHAKAWAIIWO"
これは可愛いを

"TUIKYUSURU"
追求する

"ONNNANOKONO"
女の子の

"TAMENOBURANNDO"
ためのブランド

"SIGNEFFECT" (右側で回転している円の中の文字列。2回繰り返されている。何故か鏡文字)
サインエフェクト

最後の「サインエフェクト」だけブランドとは関係なさそう。
この「回転する円」のアニメーションがsign effect (看板のエフェクト) ということ?

横断歩道の途中でジャンヌがカイに向き直るシーン、黄色い服のモブ女性の左に見える緑と白の広告

ST」ははっきり見えるがその次は女性の頭で隠れている。単にアルファベット順で「STU」とかかも。
その下にも小さく何か書かれており、字形的には「SHON〜」のように見えるが流石に小さすぎて確信持てず。

世界輪廻が発動し始めた後、ジャンヌの背後左側の鞄の広告に表示される文字

"□5 OFF"

今なら○%OFF!的なことかなと思いますが、1文字目が他の箇所に登場しないので第1話時点では解読不可能でした。
「project No.9」の9とは違う文字なので、驚異の95%OFFでないことは確か。

↑の後、カイの一度目の「ジャンヌ!」のカットの上部に映っている青緑色のホログラム広告

鏡文字で「〜CT」と書かれているが、それより前の文字は広告の背景のサイバーっぽいエフェクトと混ざって判読不能。


Bパート:ネオ・ヴィシャール

地下へ下りていくシーン、壁の上部のプレート

"B□"

2文字目は数字で、「地下○階」の意なのだと思いますが、これまた他の箇所には登場しないので第1話時点では解読不可能。
「project No.9」の9とは違う文字なので、地下9階でないことは (略)。


Bパート:カイの部屋

カイから見て地図の左に置かれている本

"REKISI" (表紙)
歴史

"SEKAI" (背表紙上部)
世界

"REKISI NI TUITE" (背表紙中央)
歴史について

これ以上なくシンプルだった。

カイから見て地図の手前に置かれている本の背表紙

"SEKAI TO REKISI"
世界と歴史

地図の赤い領域の地名

"SC HERTZ FEI"

「URZA FEI (ウルザ連邦)」でも出てきた謎の「FEI」再登場。
「SC HERTZ」については後述。

地図の青い領域の地名

"YURUN FEI"

「ユルン連邦」?


Bパート:カイの部屋 ― 本の中身

本の中身が映っているのは

  1. 地図が映っているシーン (本は逆さに映っている)
  2. 墓所の写真が載っている見開きの前の2ページ
  3. 墓所の写真が載っている見開き

……の3つの見開きで計6ページですが、解読されることは想定していないのか全てのページに違う内容が書かれているわけではなく、いくつかの文章はコピペで複数回登場します。
しかも、何故か全体的に行末は余分な文字列が入っていて正しく読めない上、コピペのはずなのに同じ文章でもページによって「余分な文字列」にバリエーションがあります。なぜそうなる……?

ちなみに、上で「『て』のような文字 (L) は本の文章からはどのアルファベットに対応する文字か特定できない」と書きましたが、これはその文字が本の文章の中では行末の「余分な文字列」部分 (文章として意味が通らない部分) でしか登場しないためです。

以下ではまず各文章の解読結果を掲載し、最後にどのページにどの文章が書かれているかを紹介します。
便宜上、上記の3つの見開きをそれぞれ「見開き1」「見開き2」「見開き3」と呼びます。

五種族大戦についての文章 その1

※ 文頭に行数を付記しています
※ [ ] 内は正しく読めないがこちらで補完した箇所

1: "RUTUHAGENJYUZOKUG※"
ルツは幻獣族g※
※:見開き1の左ページ・見開き2の左ページ・見開き3の両ページでは「〜幻獣族g」、見開き2の右ページでは「〜幻獣族ghf」

2: "KONOSEKAIHA5SYUZOKUTAISENNNO※"
この世界は五種族大戦の※
※:見開き2の左ページでは「〜五種族大戦の□A」、見開き2の右ページでは「〜五種族大戦のljh」、見開き3の左ページでは「〜五種族大戦のds」、見開き3の右ページでは「〜五種族大戦のsdg」、見開き1の左ページでは行末見えず

3: "REKISHIGAARU"
歴史がある

4: "URUZAHAAKUMAGASHIHAISHI"
ウルザは悪魔が支配し

5: "IORENPOUHABANSHINZOKUGASHIA※"
イオ連邦は蛮神族がshia※
※:見開き1の左ページと見開き3の右ページでは「〜蛮神族がshia」、見開き2の左ページでは「〜蛮神族がshiaaz」、見開き3の右ページでは「〜蛮神族がshiaad」、見開き2の右ページでは行末見えず

6: "SHIAHISHI"
shiahi [支配] し

7: "YU□RUNRENNPOUHASEIREIZOKUGASH※"
ユ□ルン連邦は聖霊族がsh※
※:見開き1の左ページでは「〜聖霊族がsh」、見開き2の左ページでは「〜聖霊族がshze」、見開き3の左ページでは「〜聖霊族がshlk」、見開き2の右ページと見開き3の右ページでは行末見えず

8: "HAISHI"
配し

9: "SYERUTUHAGENJYUZOKUGASHIAI※"
シェルツは幻獣族がshiai [支配] ※
※:見開き1の左ページでは「〜幻獣族がshiaish」、見開き2の左ページでは「〜幻獣族がshiaished」、見開き3の右ページでは「〜幻獣族がshiai」

10: "SHITA"
した

11: "NINNGENHASUBETENOTATAKAINIY※"
人間は全ての戦いにy※
※:見開き1の左ページでは「〜戦いにy」、見開き2の左ページでは「〜戦いにygt」、見開き3の右ページでは行末見えず

12: "YABURESATA"
敗れsata [去った]

最も頻出する文章。
人類が五種族大戦に敗北した後、各国の領土がどの種族に支配されたかが書かれています。
「支配 (SHIHAI)」が「しあひ (SHIAHI)」になっていたりするのは恐らく制作時のタイプミス。

1行目は9行目の一部をコピペしたもの。
9行目の「シェルツは〜」はここでは「SYERUTUHA〜」と表記されていますが、地図の赤い領域に書かれていた地名「SCHERTZ」が「シェルツ」なのでしょう。

7行目の「ユ□ルン連邦」も地図の青い領域に書かれていた「YURUN」のことだと思いますが、本ではYUとRUNの間に小さいψを逆さにしたような文字が入っています。
場合によってあったりなかったりしていることや文字の小ささからして約物っぽいので、「ユールン連邦」とか「ユ・ルン連邦」とかなのかもしれません。

五種族大戦についての文章 その2

1: "KONOKOREKISHOWOKATARUUEDE"
このko歴sho [歴史] を語る上で

2: "JYUYOUNANOHA"
重要なのは

3: "NINGENGAKATERUSUBEGANANIMON"
人間が勝てる術が何も (次の行に続く)

4: "AIKOTODA"
(前の行から続いて) ないことだ

5: "SOREZORENORENPOUMOKUSENNWOSH"
それぞれの連邦も苦戦を (「その3」へ続く)

前の文章からこの次の文章までが一続きの内容に見えるのでそれぞれ「五種族大戦についての文章 その1・その2・その3」と命名しましたが、「その1」は6つのページの中で5回も登場するのに対して「その2」と「その3」は見開き1の左ページにしか登場しません。レアキャラです。

何故か途中で段落が変わり、「その3」に続く。

五種族大戦についての文章 その3

1: "IRARERUNAKA"
(「その2」から続いて) 強いられる中

2: "NANTOKAIKINOBITASHITOTACHI□"
なんとか生き延びたshito [人] たち□

3: "KONOKUKYOUWONORIKIROUTOSHITE"
この苦境を乗り切ろうとして

4: "TEIMASU"
ています

なぜか急に敬語。

この後、段落を変えないまま「五種族大戦についての文章 その1」の4〜7行目 (ウルザは悪魔が支配し〜) が繰り返されます。

「目的」

1: "MOKUTEKI"
目的

2: "SOMOSOMO YATURANONERAIHANANN※"
そもそも 奴らの狙いはなん※
※:見開き2の左ページでは「〜狙いはなんh」、見開き3の右ページでは「〜狙いはなん」、見開き2の右ページでは行末見えず

3: "NANOKA"
なのか

4: "NANIGAMOKUTEKIDENANIWOSHITEIR※"
何が目的で何をしていr※
※:見開き2の左ページでは「〜をしていrbk」、見開き3の右ページでは「〜をしていri□」、見開き2の右ページでは行末見えず

5: "RUNOKANAZONOMAMADA"
るのか謎のままだ

悪魔には悪魔の言語があるようでしたし、人類は他の4種族とは基本的に意思疎通ができず、相手の目的を知らずに戦っているということでしょうか。

悪魔の観察

1: "AKUMANOKANSATUEOSHITEMIRUTO※"
悪魔の観察eo [を] してみると※
※:見開き2の左ページでは「〜してみるとkii」、見開き3の右ページでは「〜してみるとhf」、見開き2の右ページでは行末見えず

2: "HIKARINIHAYOWAKU"
光には弱く

3: "YORUNIKOUDOUSHITETEIRUKOTOGAO※"
夜に行動してていることがお※
※:見開き2の左ページでは「〜ことがおly」、見開き3の右ページでは「〜ことがおrd」、見開き2の右ページでは行末見えず

4: "OI"
おい

5: "EIKUYTOYOBARERUMONONONONAMAN※"
えいkuy [英雄] と呼ばれる者ののなまn※
※:見開き2の左ページでは「〜者ののなまnpo」、見開き3の右ページでは「〜者ののなまnhr」、見開き2の右ページでは行末見えず

6: "NAZEBOKUNOSEKAIWODAREMOOBOETEI※"
なぜ僕の世界を誰も覚えてい※
※:見開き2の右ページでは「〜覚えていw (見切れ)」、見開き3の右ページでは「覚えていあい」、見開き2の左ページでは行末見えず

7: "NASINOKA"
なしのか [ないのか]

4行目で急に喧嘩を売られたかと思いましたが、前の行からの流れで「夜に行動していることが多い」ということでしょうね。

この文章は他と比べてもタイプミスが多く、特に5行目は「英雄と呼ばれる者の〜」と書きたかったのでしょうが「者の」の後の「の」が1つ多くて愉快なことに。
「MONONONO」は文字解読中にも「こんな並びになることあるのか……?」と思ってましたが、ミスだったんかい。

そして最後、何故か唐突に作品名が出てきた上にそこもタイプミス。

見開き1の右ページ 1〜2段落目

ページの半分以上が見切れているので完全な文章としては読めないのですが、1段落目には「OI」と「EIK〜」で始まる行があり、ここは「悪魔の観察」の文章の4〜5行目だと思われます。
その後の2行は「MAS〜」と「CANE〜」から始まっており、「悪魔の観察」の文章の続きではなく何か別の文章。
何故KAではなくCAなのだろう……?

2段落目は上から順に「SAKUB〜」「KARAGA〜」「WAZAMON〜」「KETACHIG〜」。
強いて言えば3行目が「業物」と読めそうな程度で、他は意味が読み取れません。

見開き1の右ページ 3段落目

"SEIREIZOKU〜"
聖霊族〜

"TEIR UYOUND〜"
ているようnd〜

"ERUFU SEISE□〜"
エルフ ???〜

"SONONAKADE〜"
その中で〜

"ARUFUREIYA"
アルフレイヤ (Aパートで名前が出た蛮神族の英雄)

聖霊族について書かれているらしき文章。
この後、段落を変えずに「五種族大戦についての文章 その1」の9〜11行目 (シェルツは幻獣族が〜) が出現。

「墓所について」

1: "BOSYONITUITE"
墓所について

2: "KITANOBOSHONIICHIDURUTNOGA"
北の墓所に位置づるt [位置する] のが

「ウルザ連邦」

1: "〜UZARENPOU"
[ウル]ザ連邦

2: "〜BURESATADOUSHIMSDAKAIMEIH"
[や]ぶれさた [敗れ去った] どうしmsだ解明h

3: "〜RETEINAIGA"
〜れていないが

各ページの文章内訳

・見開き1 (地図が映っているシーンの見開き)

左ページ:「五種族大戦について その1〜3」
右ページ:「見開き1の右ページ 1〜2段落目」「見開き1の右ページ 3段落目」

・見開き2 (墓所の写真が載っている見開きの前の2ページ)

左ページ:「五種族大戦について その1」「目的」「悪魔の観察」「目的 (※)」
右ページ:「目的」「悪魔の観察」「五種族大戦について その1 (8行目まで)」

※:ページ下端に見切れている「HANAN」は「目的」の文章の2行目と思われる。

・見開き3 (墓所の写真が載っている見開き)

左ページ:「墓所について」「ウルザ連邦」「五種族大戦について その1 (※1)」
右ページ:「目的」「悪魔の観察」「五種族大戦について その1 (※2)」 

※1:「ウルザ連邦」と「五種族大戦について その1」の間では段落が分かれず、「五種族大戦について その1」の2行目と3行目の間で段落が分かれる。
※2:5行目と6行目の間で段落が分かれる。


解読を終えて

何か、本来ならもっと後で明らかになるような設定が書かれていたりしないかなと思って解読してみたのですが、期待したほど重要な情報はありませんでしたね。
とはいえ解読作業は楽しかったですし、アニメ制作の苦労も垣間見えて面白かったのでよしとします。

文章中に出てきた「シェルツ」や「イオ連邦」などが今後アニメの範囲内で登場するのかどうかや、第1話までの情報では解読できなかった文字・文章がいつか解読できるようになるのかどうかも楽しみにしながら (ならないような気もしますが)、以降の回も視聴していきたいと思います。
やっと続きを見られる……。


おまけ:解読表に載せる文字の画像の作成手順

曲線が多い文字ゆえ、解読表に載せる文字の画像をマウスで書いて用意するのは厳しそうだったので、結局こんな手順↓で作成。

  1. ルーズリーフに油性ペンで文字を手書き
  2. 1.を写真に撮ってPCに送る
  3. 手書き文字の写真をGIMP (画像編集ソフト) に取り込み、加工して文字だけ取り出す (グレースケール化 → 2値化 → 必要なら文字の線を少し修正 → 解読表の画像サイズに合うように縮小。1.でシャーペンではなく油性ペンを使ったのは、その方が綺麗に2値化できたため)

作中通りの字形のバランスをある程度再現した上で綺麗に書くのが難しく、「納得いくまでひたすら文字を書きまくって、綺麗に書けたものを採用する」を繰り返すことルーズリーフ20数枚分、という中々しんどい作業でした (方向性が決まってからこれに4〜5日)。

……ペンタブ買った方が早かったか?

コメント