アニメ『BLEACH 千年血戦篇』第41話「GOD OF THUNDER」感想

遂に始まったアニメ『BLEACH 千年血戦篇』の最終クール「禍進譚」の、1話目となる第41話の感想です。
1週間遅れですが!

原作既読のため、アニメ化されていない範囲のネタバレを含みます。
また、筆者は第41話 (〜第43話) を劇場先行上映でも見ているので、「先行上映での初見時の感想」と「配信で見直した時に持った感想」が混在している場合があることをご了承ください。

当ブログとしては「Pokémon LEGENDS Z-A」のプレイとプレイ日記の投稿が4月から止まってるのですが、そちらの再開はもう少し後になりそう……。今年中にはクリアしたい。


第41話「GOD OF THUNDER」

アバンタイトル

初期斬月で一護に斬られるユーハバッハの夢のシーンから。
このシーン、一護の衣装だけじゃなくて、なんとなく全体の色味も旧シリーズの方のアニメBLEACHっぽさがある気がする。

ユーハバッハが夢から覚めると共に音楽がブツ切りで止まるのは、まさに突然現実に引き戻されたようで一瞬息が詰まる演出。
自分が斬られる夢を見ておきながら「良い夢だ」と笑うユーハバッハの悪趣味さの強調にもなっているように感じた。

先行上映で見た時には気付かなかったのだけど、この「悪夢」のシーンは単行本73巻の後半、ジェラルド戦まで一区切りついた後のシーンなので、結構後の方のシーンを手前に持ってきてたのだな。
そこからユーハバッハが「視て」いた光景として相剋譚終盤の展開を軽くおさらいしてくれて、「悪夢」のシーンから繋げる形で前クールと今クールが上手く橋渡しされていた。

今話での雨竜との戦闘時にハッシュヴァルトが「全知全能」を持っていたことから本編の時間帯は夜ということになるが、このシーンのユーハバッハは「……朝か」と呟いているので、時系列としては原作と同じく、今話の本編の翌朝のシーンということかな。

全知全能なしのハッシュヴァルト (=朝〜夕) が聖兵を引き連れて歩いてるシーンはいつの話なんだ……?
原作通りなら彼はこの翌朝、雨竜との戦闘中に聖別で死ぬはずなので、バズビーが殴り込んで来るよりも前?
それともユーハバッハの眼には雨竜を倒したハッシュヴァルトが翌朝以降も生存してる未来が見えてる?
いきなりややこしい……。笑


オープニング

楽曲

これまでの3クールのOPがロック色強めだったので最後もその系統で来るかと思ったら違う方向性のが来たのが個人的には意外だった、jo0jiさんの「I-BULL」。
ノリが良くてラップも入って、「最後の最後 (最終章の最終クール) まで来てちょっとだけ『* 〜アスタリスク〜』っぽい方向に回帰したな!」というのが、先行上映のスタッフロールで聴いたときの感想。

「STARS」や「言葉にせずとも」は激しいバンドサウンドが前面に出ていて、まだまだ終わりが見えない激しい戦いの渦中という印象だったのに対して、「I-BULL」はようやく見えてきた希望や平和な未来を目指して最後の戦いに挑んでいくような明るさが感じられて、大団円に向かっていく最終クールのOPに相応しい曲だと思う。

もう言われ尽くしてるだろうけど、歌詞にBLEACHらしい要素を入れ込む一環として原作74巻の巻頭歌や斬月のおっさんの台詞のフレーズ (後者はフル版のCメロ) をほぼそのまま使ってるのも今までにないアプローチで好き。

映像:イントロ部分

「あい!」の掛け声から一護の口元のアップでスタート。

シンガロングに合わせて死神たちや現世組が映し出されていくのが総力戦の様相で、うおー!! 最終クールのOPだー!!とイントロから盛り上がった。
「禍」「進」「譚」の文字が1文字ずつ画面にでかでかと表示されていく演出も格好良いし、訣別譚・相剋譚を経て雨竜が一護たちの並びに戻ってきたのが熱い。

今回は第1クールや第3クールのOP映像のように色使いが凄く尖っているわけではないけど、死神と滅却師をイメージしたカラーリングなのか全体をオレンジと青で淡く照らしつつ、背景は靄がかったような抽象的な描き方にしているのは必要以上に背景を描き込まない原作の作風に通ずるものがあってBLEACHらしさを感じるところ。

歌い出しの直前、不敵に微笑む正面視点の一護は、原作での一護とは顔の骨格が少し違って見えるけど作画が綺麗で格好良い。
最近の久保先生の絵柄に近い気もする……?

映像:Aメロ部分

斜めに切れ込みが入ってテロップが出てくるクレジットの出し方がスタイリッシュ。

チャド&岩鷲 VS 石像、仮面の軍勢、一心&竜弦とどれくらい出番があるか分からない組もしっかり映してくれてて期待が高まる……!!
野晒を担いでる剣八も格好良い。馬鹿でかい刀、似合うなぁ……。

技術開発局のカットで鵯州が映るのは、鵯州推しな田口総監督の仕業か?笑
さりげなくいる竜ノ介と志乃もまだ出番あるってことかな。

映像:Bメロ部分

ラップパートでナックルヴァールがゲッツ&口パクしながらリズミカルに高速移動で後退していくシーン、キャラにも合ってるし遊び心があって良い。
ジェラルドは相剋譚のOPでは確かサビ前の一瞬くらいしか出番がなかったが、今回は生き生きと動いていて憎めない魅力のある敵キャラに見える。(本編での処理はどうなるか……)

そして鳥リジェ!
OPに登場するということは吉良 VS 鳥リジェ戦が描かれるのか、瀞霊廷全域のリジェに吉良だけでは対処しきれないだろうから空鶴&兕丹坊とか他のキャラクターが参戦してくるのか……大きな新展開ではなくとも何かしらの追加シーンはありそうで楽しみ。

ハッシュヴァルトの腕が霊王の力の黒に染まっていった後、大きな手 (ユーハバッハ?) に握り潰されるのはどういう暗喩なんだ……?
原作既読なのに遂にOP映像にまで全く見たことないシーンが入ってきて楽しい。笑

歌詞「風上に立つのさ」の織姫のシーンは盾舜六花のエフェクトが綺麗。
終盤ではそれ自体にスポットが当たることが減っていた六花がこんなに美しく描かれているのも、織姫が「一護と肩を並べて戦う仲間」であることを補強するシーンを入れてくれているのも嬉しい。

歌詞「爆ぜる希望」で白と黒 (赤黒い) の何かが空に昇っていって月のような弧を描くのは二刀斬月 (白一護と斬月のおっさん) の比喩、そこに混じってる金色の粒子のエフェクトはED映像で一護の足跡から立ち上ってるものに似てるので「勇気」の象徴とか?
抽象的な演出なので解釈に自信なし……。

映像:サビ部分

織姫がユーハバッハの黒い力の奔流を防ぎ、そこからバトルシーンへ。
ここの三天結盾、今話の本編と違って三角形の頂点と中心の計4点を基点にして盾が形成されてるのは単なる演出のバリエーション……? (本編では頂点の3点だけを基点に形成)
原作449. (51巻収録) を見るに、四天抗盾 (三角錐版) の場合は反撃後も三天結盾にはならず三角錐のままみたいだし。

OP映像で一番テンションが上がったのはルキアが卍解状態で登場したところ。
思わず「白霞罸〜!!」と声に出てしまった。笑
相剋譚では恋次 (with 双王蛇尾丸) にがっつり追加戦闘シーンがあったしルキアにも……と期待してたので嬉しい。
第39話の感想記事にも書いた通り、白霞罸は機敏に動き回れるタイプの卍解でもなければ共闘にも向かなそうで、新規戦闘シーンがあったとしてどんな感じになるか全く想像がつかないのだが、OPに登場させたからには何かしらの形で出番があるはずなのでこれも楽しみ。白哉との共闘があったら熱いな。

相剋譚のサプライズの1つだった雨竜の完聖体は禍進譚でようやくOP映像デビュー。
ハッシュヴァルトとの戦闘シーン、凄まじくよく動いている……。
その後のジェラルド戦のシーンでは剣八の野晒とジェラルドの「希望の剣」の激突が迫力で、日番谷がジェラルドを斬り裂いていくシーンもまた凄いスピード感。
本編にある対戦カードでのバトルをOP映像のサビ部分で描くのはバトルものの定番とはいえ、それをこのクオリティでやってるのは自分は初めて見た……。

サビ終盤では京楽と浮竹、完現術者たち、五龍転滅を発動する藍染などの姿が。
浮竹はミミハギ様の力が今どこに繋がってるのかとか、相剋譚最終話で羽衣みたいなのが生えたのは何なのかとかの謎がまだ解けてないし、ED映像でも京楽と一緒に登場してたしで、この2人にもまだ出番あるのか……!

完現術者組も銀城&月島とリルカ&雪緒が合流してるので原作よりは出番が増えそう。
にもかかわらずこのシーンにも見当たらないギリコは……一体いずこに……?笑

最後、ユーハバッハの眼に映った一護が斬魄刀を振り下ろし、黒い布が斜めに斬り裂かれるようにして「BLEACH 千年血戦篇」のタイトルロゴが出現。
上で言及したクレジット表示の演出 (斜めに切れ込みが入り、左右へ向かってテロップが出る) にもなぞらえてるのかな?
最初から最後まで見どころだらけで、わずか1分半の尺ながら大興奮のOP映像でした。


Aパート

ここからようやく本編の感想。笑

本編開始

真世界城の街並みの中をカメラがぐあーーーっとダイナミックに移動しながら、仮面の軍勢 VS 巨大化ジェラルド、夜一 VS ナックルヴァール、斃れたバズビーを映し、城内でハッシュヴァルトと対峙する一護&雨竜の場面へ。
先行上映で見た時はここの迫力で一気にテンションが上がってしまった。(OP映像はなかったのでアバンタイトルから直接このシーンに繋がってたはず)

一護と雨竜の会話は相剋譚最終回でやったシーンと重複するとはいえ、雨竜の「奴の力は ユーハバッハが眠っている間だけ 【ユーハバッハの力と】入れ替わる」という台詞の【】内だけがさりげなく省略されていた。
1秒くらいしか違わないだろうにわざわざこんな一部分だけ省略するんだ。笑

動く石像

長い階段を上って城内の通路を進む一護・織姫・チャドに襲い掛かる動く石像 (notドラクエ)。
原作では一護が即座に織姫を守りにいってたけど、アニメでは織姫が石像の攻撃を2発ほど自力で躱し、上からの槍の攻撃も三天結盾で防ごうとするなどちゃんと反応できるところを見せていて、攻撃向きではなくとも能力では劣っていないことを補完。
その上で一護が織姫をお姫様抱っこしながら駆け抜ける追加アクションもあって、あらあら〜とにやついてしまった。笑

原作でチャドが石像の槍を「巨人の右腕」で粉砕するコマ、自分は肘打ちに見えてたんだけど腕を振り抜いた後の体勢だったのか。

石像の攻撃で道が分断されて一護と織姫が先に行った後、チャドは岩鷲と共に石像の群れと戦うことに。
「巨人の右腕」の発動時は赤い光に包まれるようなエフェクトなのに、「悪魔の左腕」の方は何故白い泡みたいな全然違うエフェクトなんだろう……?
原作での液状の装甲が腕を覆っていくような描き方が好きなので、アニメ版の左腕の演出はあまりしっくり来ていない。

チャドと岩鷲が構えた後、石像の表面がうごめき、ユーハバッハが取り込んだ霊王の力のような黒と白のドロドロしたものが染み出す描写が。
相剋譚終盤でリルトットたちが相手してた聖兵もこんな感じだったか。
単なる動く石像じゃなくて何か設定があるのか……?
ちゃんと戦闘シーンを盛ってくれそうな気配。

雨竜 VS ハッシュヴァルト

今回の長尺オリジナルシーン。
原作では一護と別れた雨竜が次に登場するのは朝になってからだったところ、アニメでは夜の間の戦闘を補完する形か。

背後からの攻撃に眼鏡の映り込みで気付いて反応するのは面白い。
その後 更に背後に回り込んだハッシュヴァルトの斬撃をすれすれで躱す雨竜、横からの薙ぎ払いに対してしゃがむでもなくわざわざ上体を反らせて回避とは余裕だな……。笑
鼻先を通り過ぎていく剣身をちゃんと目で追っているのが細かい。

ハッシュヴァルトが「全知全能」を持ってしても完全に未来を見通せていないことに着目した雨竜は、壁を背にすることで攻撃が来る方向を絞り、「どこまで視えているか確かめる」と完聖体を発動。
対するハッシュヴァルトは、雨竜の矢羽による神聖滅矢の集中砲火をこともなげに躱しながら走り抜けるだけでなく、飛んでくる矢羽を足場にして駆け上がるという芸当まで披露。
対処のしようがなさそうに見える敵の能力に対して雨竜なりに理詰めで勝機を模索しているのがBLEACHではあまり見掛けない戦い方で新鮮だし、原作にない「雨竜の完聖体」VS 原作では描かれなかった「全知全能を駆使して戦うハッシュヴァルト」という原作にない同士の組み合わせでありながら全知全能の見せ方として面白くて、総じて無から生えてきたとは思えない完成度の戦闘シーンだった。

雨竜を追い詰めたハッシュヴァルトは、剣に霊王の力を纏わせて叩きつけるというこれまた見たことのない攻撃で雨竜を下階へ突き落とし馬乗りに。
「見えるか? 今何が起ころうとしているか」という問いかけと共に真世界城の下に開いた空間の亀裂が映し出され、話題は「ユーハバッハの本懐」へ。

現世・浦原商店

まさかのジン太、雨、テッサイ登場。
ジン太が吹っ飛ばした虚、仮面っぽいパーツが角部分しかなくてあんま虚っぽくないな。笑

この年齢の雨 (ウルル) が千連魄殺大砲を担いで暴れるのも見てみたいけど、流石にこの3人の戦闘シーン追加はあまりなさそうかな。
現世で戦う相手もいなさそうだし、わざわざ尸魂界に来てリジェと戦うとかは動機が薄いし……。

続・雨竜 VS ハッシュヴァルト

「現世で大量の虚を滅却し、魂魄のバランスを大きく崩す。我々の侵攻によって多くの死神たちは欺かれた」という台詞からすると、魂魄のバランスを崩すことが「見えざる帝国」の主目的に関係していると勘付かれないよう撹乱するのが侵攻の狙いの1つであったと。
原作では65巻収録の589.で浦原が「あの歪みは 恐らくは尸魂界を混乱させ 戦力を分断する為に発生させていたものだと思われますが……」と言っていたのが、アニメ千年血戦篇 第22話では「(歪みを発生させた目的は) 調査中」に台詞が変更されてたのも一応ここに関連するのかな。(浦原の推測内容がミスリードなので尺の関係でカットしてしまってよかったとか)

雨竜の「世界の消滅……」という呟きと一緒に第3クールで見てた円形の歪みみたいなのが映るのは何だ……?
これが何かはまだ不明でいいのだろうか?

ハッシュヴァルト、腕がギリギリするくらい力込めてるのに雨竜の眼鏡割れねえな……。笑
剣の切っ先が眼鏡のレンズの表面を滑り、レンズに傷が走ったところで雨竜が矢羽を発生させ、ハッシュヴァルトを退けて仕切り直し。
自分のやるべきことは「お前を倒して全知全能を消滅させること」と「この亀裂を消滅させ三界を守ること」だと宣言し、アイキャッチへ。


アイキャッチ:用語解説「石田雨竜」

禍進譚ではアイキャッチでの用語解説は1話あたり1つだけの模様。
ベースカラーはアニメ千年血戦篇放送開始前に公開の「ショートPV:現世」でも使われていたオレンジ。

Aパートの引きの台詞もだし、説明文の「すべてを打ち明けた今、黒崎一護たちと共に、世界を救うために最後の戦いに挑む。」も、裏切ってなかったことを明かしてから1話も経たないうちに急激にヒロイックになったな。笑

「聖文字『A』の力を授けられる」という部分については、筆者は「『完全反立』は聖文字の能力ではない」(からtheがつかない) 説を唱えていたり。
相剋譚放送終了後に上げた考察記事の段階からも色々と考えが変わってるので、早いうちに本館サイトのリニューアルを済ませて考察ページを立ち上げたいところだけど、真相が明らかになるまでに間に合うだろうか……。


Bパート:夜一&浦原 VS ナックルヴァール

台詞

こちらの戦いは原作にある台詞を1つもカットせず追加もせず忠実に原作再現。
台詞が変わってたのは、気付いた範囲だと原作 (72巻の初版) では「万全の状態のあんたに毒入りボールブチ込んだ俺に」と「俺の作れる最大の毒入りボールさ」の台詞で「毒入 (どくい) りボール」とルビが振られてたところをアニメではちゃんと「毒入りボール (ギフト・バル)」と読んでたくらいか。

ナックルヴァールの「ヘコむぜ」と「オット 残念外したか」はちょっと遊びの入った言い方になっていて、キャラらしくはある反面、原作を読んだ時に脳内再生される言い方からは外れてしまってるのが良し悪しだなぁ。
「円転滑脱の権謀術数!!」は語感が好きな台詞なので聞けて良かった。

夜一さんのケツ

いや何だこのセクション名 (↑)。

「『ね! 夜一サン!』で尻をぺちっと触る時の尻肉の揺れ方にスタッフの熱意を感じた」という話と「サブタイトルの『GOD OF THUNDER』を夜一さんのケツに映すのは、原作でも印象的だったサブタイの出し方が再現されていて原作ファン的に嬉しいですね」という話を1つにまとめようとしたらこうなりました……。

ぺちっの後、跳び上がる直前に夜一が驚いたような目をしてるのは、突然動けるようになったことに対して驚いてる?

瞬閧 雷獣戦形「瞬霳黒猫戦姫」

「あのヒト今 言葉通じない……?」の前後の浦原の悪い笑いがとても良い。笑

Aパートの雨竜 VS ハッシュヴァルト戦のアクションもかなり良かったのに、瞬霳黒猫戦姫の戦闘シーンはそれ以上に力の入った作画と演出になっていて、雷のエフェクトや爆発もとにかくド派手で迫力があるし夜一の動きも圧巻の躍動感。
BGMも最初の打楽器の連打 (メロディなし) が「何かとんでもないものの始動」を予感させつつ太鼓 → 雷神という連想もでき、後から入ってくる「エレキ」ギターの歪んだ音色も「雷」との親和性が高くて、黒猫戦姫の活躍シーンを盛り上げるのに良い仕事をしていた。

新規描写としては、夜一の攻撃で建物を貫通しながら吹っ飛ばされていくナックルヴァールが上空へ跳んで逃げる前に「建物の屋根の斜面部分に着地してからジャンプ」する描写が、黒猫戦姫夜一が「気分屋」であることの説明シーンには足も毛繕いしている描写が追加。
特に前者はなくても原作通りに場面を繋げるのに、原作のコマからコマがどう繋がっているのかの細かすぎる補完になっていて丁寧だなぁと感じた。

「神の毒見」

今回は72巻のラスト、「神の毒見」お披露目のシーンで引き。
「神の毒見」は確かに原作でも足元が炎みたいな不定形で描かれてるけど、色がつくとボトムス全体が発光してる描き方になるのか。


エンディング

楽曲

9Lanaさんの「螺旋」。
OP担当のjo0jiさんと共にアーティスト名に数字が入っているのは何の因果なのか。笑

エンディングらしく静かに始まったと思ったらサビは疾走感があってがなりも力強く、先行上映で聴いた時にもそのギャップと良い意味でエンディングらしからぬ格好良さが印象に残った。
実際、場合によってはオープニングとして使う可能性もあったそうで納得。
イントロ〜Aメロの穏やかで温かい曲調はエンディングらしくも感じるけど、サビだけ聴くとSAOとかラノベ原作のバトルアニメのOPに使われてそうでもある。

映像:イントロ部分 キャラクター編

OP映像とED映像で同じ方 (河原秀樹さん) がクリエイティブディレクターという役職を務めているそう。
それによる連動演出の1つか、OP映像は一護の口元のアップから、ED映像は織姫の口元のアップから始まるという対比になっているのがニクい。

最初、陽光の差す中で現世組4人が私服でいるシーンを見た時、戦いが終わった後の平和な日々が想像されて「あぁ、BLEACH、本当に終わるんだな……」という実感が湧いてきて、寂しさと感慨深さとでちょっと泣きそうだった。
原作はとっくに完結してるのだけどね。
一護の隣に来た時の織姫の笑顔が、本当に他愛ないやりとりをしている日常のワンシーンという感じがして凄く好き。

背中合わせで刀を手にしたルキアと恋次がこちらに背を向けて光の方を見るシーンも、明るい未来を勝ち取ってその先も歩んでいくという決意と大戦後の2人の関係を彷彿させて良い。
Aメロ直前で一護たちがこちらに向かって歩いてくるカットは「最後の戦い」という感があって格好良いのだが、恋次が必要以上に顎をしゃくっていてちょっと面白い。笑

滅却師たちが歩いているシーンは、滅却師側のキャラってまだこんなに残ってたっけ?と思ったら、今はもう鳥さんになっているはずのリジェが人間の姿でしれっと混ざっていた。罪深いな……。

映像:イントロ部分 抽象演出編

現世組とルキア&恋次のカットの間で飛んでる鳥は何の比喩か分からなかったのだけど、「この鳥はカワセミ (halcyon) で、『goodbye, halcyon days.』("さらば優しき日々" / 破面篇で織姫が書き置きを残して去る回のサブタイトル) と掛かっているのではないか」という考察を見て、雨雲を取り払った先に待つ平穏の象徴としてここにカワセミを持ってきたんだとしたら制作陣のBLEACH理解力が高すぎる……と膝を打った。

歌詞「(全ての声を掲げる) 音がした」辺りの水中に浮かんでる宝石は不入参道で一護の体に流れ込んでた力と同じ4色?
それが黒い靄に包まれて砕け散ってるのはどういう意図の演出なんだろう……。

死覇装姿で歩む一護の足跡を映したカットは、原作ラストの「BLEACH THE STORIES OF BRAVE 完」のページを意識したものか。
OP映像のBメロ部分で白い何かと一緒に空へ昇っていく金色の粒子を「勇気」の象徴と予想したのは、EDのこのカットとの連動演出なのかなと。

映像:A〜Bメロ部分

軒先から滴る雨、その下に立つ剣八と水溜まりに映り込むやちる、でもアップになった水溜まりには誰も映っていなくて……という一連のシーンにはちょっとしんみり。
やちるは野晒として剣八と一緒にいるわけで、完全に消えてなくなったわけではないのだけどね。

穏やかに笑った浮竹の姿が掻き消え、そこへ京楽が手を伸ばすシーンも切なくて胸にくる。
この2人はOP映像にも登場してることだし、浮竹の覚悟を背負って京楽がもう一戦するような展開があったらいいなぁ。

グリムジョーとネリエルはネリエルの方だけ横顔のカットが入るけどどんなことを考えてるんだろう?

その後に映る「スカー」OP映像以来のグロリオサは、「勇気」に通じる花言葉を持つ、一護を象徴する花。
第1クールOPだけで終わらせず、「勇気の物語」の結末に向かう最終クールでこれをもう一度持ち出してきたのは、4クール走ってきたアニメ千年血戦篇の最初と最後が綺麗に繋がったようで粋だ。

映像:サビ部分

サビで斬月のおっさんと白一護 (と真咲) が映ったことに感激。
一心はまぁ、普通……(笑)。いや、本編での活躍には期待してます。

歌詞「言葉の強さを知る眼で」で空を見上げながら目を細める藍染のカットも、藍染の内心は計り知れないもののグッと来るものがある。
一護の歩みを仲間たちとは別の視点から見てきた者としての思いとか、前クールで語っていた通り自分を打ち負かした者が自分より先に霊王宮に上がったことへの感情とか、綯い交ぜになったものがあるのだろうなと。

ラストは一護が天鎖斬月を振り下ろし、タイトルロゴが表示されて〆。
エンディングでタイトルロゴが出るのって珍しい気がする。
一護が刀を振り下ろすといえば23巻などに収録の第0話 side-A (と、アニメ千年血戦篇 PV第2弾のラスト) より「運命を砕く 力は きっと 振り下ろされる 刃に似ている」が思い出され、ユーハバッハによる絶望の未来が打ち砕かれる最終クールでED映像に「刀を振り下ろす」動作を持ってきたことに意味を感じて、それを意図した演出かは分からないけど勝手に嬉しくなっていた。


次回予告

次回は今回に引き続いて浦原 VS ナックルヴァール戦ということで次回予告は単行本68巻のナックルヴァールの巻頭歌。
これで原作千年血戦篇の巻頭歌のうちまだ次回予告に使われていないものは最終巻のみに。

次回の最後、第43話の分の次回予告は誰がやるんだろう。
それなりに出番があって直近 (相剋譚後半とか) で予告を担当してないキャラだと織姫とか……?


――――――――――――――――――――――――――――――

第41話の感想は以上!
字数を見ると半分くらいOPとEDの感想だな……。笑

第42話も配信開始から1日経ってしまってるし早く見たい。
相変わらず色々と忙しいのだけど、余裕を持って週半ばくらいには感想を投稿できるようになりたい……。(叶わなそうな願い)

コメント