アニメ「BLEACH 千年決戦編」 第36話「BABY, HOLD YOUR HAND 2 [NEVER ENDING MY DREAM]」感想
アニメ千年血戦篇 第36話、マユリ&ネム VS ペルニダ戦決着回の感想。
昨日の夜に第35話の感想を投稿してから1日も経たずにもう1本投稿という過去一の速さを発揮した。
第36話「BABY, HOLD YOUR HAND 2 [NEVER ENDING MY DREAM]」
マユリみたいなキャラを面白万能マッドサイエンティストで終わらせずにこういうドラマを持ってくるの凄いよなぁ、と改めて思った第36話。
原作に忠実にアニメ化している部分が多くて、その分 新規の演出とかは少なかった印象だけど、今回もクオリティが高くて見応えのある回だった。
ついに原作にあった戦いが1つ終わり、マユリとネムの物語にも区切りがついて、もう1クールあるとはいえ千年血戦篇の終わりが近付いてきたなぁとちょっと寂しくなったり。
アバンタイトル
前回と同じくマユリの高笑いのシーンからスタート。
前回のはマユリの話題から京楽たちの会話に繋げるためのシーンという側面が強くて台詞も省略されてたので、もう1回ここからやるだろうとは思ってた。
金色疋殺地蔵が四散した後のブヨブヨの肉塊の描写がリアルでイヤだなぁ。(一応褒めてる)
オープニング映像
サビ前のリジェが完聖体に。
正体が伏せられてたペルニダが特別扱いなのかと思ってたので、リジェまで差し替わるとは意外だった。
次々回のOPでは更に首斬り後の復活形態かゆるるんバード形態になるやつか?
Aパート
補肉剤
原作でマユリが補肉剤を注射した後、使い捨ての注射器をどうでもよさそうにポイッと放るのがらしくて好きなんだけど、アニメではマユリが使った後の補肉剤をネムも使い回す形に変更。
原作ではネムの腕はどうだったっけと思って確認してみたらいつの間にか治っていた (補肉剤で治すシーンを省略しただけだろうけど) ので、アニメではそこを分かりやすくしたのか。
演出面で気になった点
マユリが神経凝固剤について説明するシーンの『この薬にかかれば (中略) 開いた口もふさがらんという訳だヨ!』のカットは、Bパートのザエルアポロの『死んだならば何より!』からのシーンみたいにもっと画的に勢いが欲しかった。
もう1つ、『これは 魔胎伏印症体の能力――』のシーンでペルニダの表皮が剥がれるシーンがもっさりしてて、原作の大ゴマよりインパクトが薄まっていたのも残念。
ペルニダの成長のカラクリに気付くも時既に遅く、しかもマユリ自身の改造卍解の能力を学習されて危機に陥るというシーンだし、もっと脅威的に演出してほしかったなぁ。
麻酔薬と神経凝固剤
原作でも神経凝固剤で凝固した部位は黒く変色して描かれてるけど、アニメでは麻酔で無効化された地表の神経まで黒くなってた。
わざわざ神経凝固剤は麻酔とは異なるという説明をしてるのに、この描写でよかったのか?
技術開発局
頭に包帯巻いてて目の周りにパンダみたいな隈?がある技術開発局員、字幕とEDのクレジットによると文画廊という名前らしい。
まずどこで区切るのか、区切りがあるのかも分からん。読み方も教えてくれえ。
ネムの回想
寝てるネムが抱っこしてたキモぬいぐるみ、何???
ネムがハイハイしてるシーンの後ろに「布おむつ 製造 技術開発局」と書かれた箱があって、一般流通してるのかは不明だけど技術開発局ってそんなのも作ってんのかとちょっと面白かった。
マユリを助けに入るネム 〜 義魂重輪銃
ネムの幼少期が描かれた直後ということもあって、ネムの声の力強さに成長を感じてぐっと来てしまった。
声の力って凄い。
ブレソルでは力強い発声だった「義魂重輪銃」はアニメでは静かな言い方になってて、こちらはこちらで良い。
発射前のネムの表情や光のエフェクトの作画は「今回一番気合入れたのはここ!!」というのが見て取れる迫力だった。
Bパート
ネムの死 & イマジナリーザエルアポロ
ここで挿入歌が来るか。
あのマユリがネムの死にどんな気持ちでいるのか、本人の口から語られずとも感じ取れる良い演出だったし、この短時間で自分を律して感傷を吹き飛ばすように、ザエルアポロの幻影を握り潰すのと同時に音楽が消えるのも良かった。
『滑稽極まる』と笑うマユリは原作以上に格好良く感じる。
ザエルアポロの作画も力入ってたな。
腹立つ顔しやがって。
復活したペルニダ
あちこちに目が現れて舌も生えてかなり気持ち悪いビジュアルになってるペルニダ、BGMも相俟って怪獣映画か何か?という様相だった。(笑)
アバンタイトルの金色疋殺地蔵よろしく、ペルニダの方も爆散した後の肉塊の描写が生々しい。誰に対するサービスなんだ。
アニメでは零番隊 VS 親衛隊のシーンのためにペルニダの完聖体の翼が新しくデザインされてたから、今回の戦いで左腕バージョンのペルニダが完聖体を使う新規シーンがあったりは……とほんのちょっとだけ思ってたけど、特にそういうのはなかったな。
マユリの電撃
右側頭部の金色のパーツの間に謎のプラグを突き刺したから何かと思ったら、ペルニダを跳ね除けた電撃がそういう仕組みだったのか。
原作を見直してみたら確かにコードはさりげなく描かれていたものの、プラグを差し込むコマではマユリが左向いててプラグ自体が見えない (視線誘導の都合?) から全く気に留めてなかった……。
プラグを差し込む穴が空いてるのは、側頭部に縦に3つ並んでいる金色パーツの2段目があった部分。
この金色のパーツ、着脱式なのだろうか。
日番谷&乱菊、復活
そういえば乱菊って原作ではこのあと後日談まで出番ない……?
(小説では「瀞霊廷への危害を抑えるために灰猫で瓦礫を粉砕してた」とかって書いてあった記憶)
原作の合間のページで人知れず危機に陥ってた花太郎共々、せっかくだから何か追加描写があったら嬉しい。
リジェに撃たれた組を救えるのは花太郎だけなのでは。
Cパート
バンビーズ
マユリとネムの話が終わってしんみりしてたところになんかぶっ込んできた新規シーン。
リル&ジジ VS ユーハバッハの戦いも盛ってくれないかな〜という期待は少しはあったけど、理由つけてバンビエッタ・キャンディス・ミニーニャも揃ってるし、闘技場とかいうお誂え向きの場所まで用意されてるし、これはもうそういうことでしょ……!?
キャンディスとミニーニャは完聖体っぽいかと思いきや光輪がなくて、ジジっぽいドクロのデザインが。
聖別で力を奪われた後に残った僅かな力で簡易版完聖体みたいなことをやってて、ジジの能力によるゾンビ化が個々の力にも影響を与えてるという感じ?
リルトットは小説によると胃の中で消化しきるまでの間 食った相手の能力が使えるらしいので、それを利用してトンデモ展開があってもおかしくないなと妄想が膨らんでしまう。
霊王仕様の聖兵を食って一時的にユーハバッハ&霊王の力を取り込んだリルが聖別でバンビーズを強化して、完聖体バンビーズ VS ユーハバッハとか……。
今のユーハバッハ相手ならそれくらいの無茶をやってくれてもバチは当たらんだろう。
第2クールで千手丸の卍解のインパクトに食われた感のあった和尚 VS ユーハバッハ戦よろしく、あまりやりすぎるとバズビー VS ハッシュヴァルト戦よりリルたちの方が盛り上がってしまいかねんけど。
このクールのラストバトルになるであろうバズビーたちの方にも何かサプライズがあったらいいなぁとは思いつつ、ハッシュヴァルトには設定上完聖体とかもなさそうであまり想像がつかない。
妄想として思いついたことは1つあるが、本当に突拍子がなさすぎるので今回は書かないでおく。
ハッシュヴァルト & バズビー
聖兵にバーナーフィンガーが貫通してなくて、原作よりもやられ方がグロくなくなってた。
というかこれはバーナーフィンガーか? 「灼熱」の力を乗せた神聖滅矢?
ハッシュヴァルトの台詞で「第1枝街」と書いて「アインス・アスト」と読ませていたので、「第○枝街」でも読みは「(ドイツ語の基数詞)・アスト」でいいらしい。
原作での聖兵の報告では雨竜は「2番枝街」に向かったということだったから、本来の雨竜の担当がそちらで、護廷十三隊の突入組本隊が入ってきた方面 (リジェがいたり、恋次 VS 雨竜戦があったりした方面) が「第1枝街」ということかな。
次回予告
リジェ戦後半回は七緒が予告やらなきゃでしょと思ってたので期待が叶ってよかった。
これ投稿したらすぐ第38話見ます。
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第36話の感想は以上。
一応、同じ表現を何度も使わないように気をつけてはいるんだけど、この記事を書いてる時にブログ内検索してみたら「改めて」という表現を無意識に多用してたことを知った。
第2クールの分は来年文体を修正する時にこっそり別の表現に差し替えておこう。
(2024/12/20:タイトルとか本文の話数表記が「第37話」になってたのを修正。なんでずれた……!?)
(2024/12/21:「次回予告」の項の表現を微修正。)
(2024/12/22:ザエルアポロの項の表現を微修正。)
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