アニメ「BLEACH 千年血戦篇」 第31話「AGAINST THE JUDGEMENT」感想

アニメ千年血戦篇 第31話の感想です。

仕事が忙しかったりとかで平日のうちに感想書き上げるの無理そうだなと第3クール5話目にして気付いたので、割り切って土曜投稿を目標にすることにしました。
誰が読んでるわけでもないので何の報告やねんという感じですが。
(そして早速土曜に投稿できてない)


第31話「AGAINST THE JUDGEMENT」

一般隊士たちも巻き込んだ総力戦感と京楽の演説が熱くてぐっと来てしまった。

霊王宮への門を作る話を丸々ここに持ってきたのは、「漫画とアニメだと1話分の長さが違うので、原作通りの順番でやるとアニメとしては場面転換が頻繁になりすぎる」とかの都合もあるんじゃないかと思うけど、アニメに適した構成に組み直しつつ門を作り始めるまでの流れ自体を盛り上がる展開にしてきたことに膝を打った。
一番好きな作品を、こうやって真剣に向き合ってアニメ化してもらえてるのは幸せなことだなぁとつくづく思う。

忘れた頃に竜ノ介と志乃が再登場したのも嬉しかった。
(第2クールで京楽が隊士たちに伝令を飛ばしていた回 (第18話) の感想で再登場期待と書いたことすら忘れてた)


アバンタイトル

霊王の力の奔流

「霊王の力の奔流」が技術開発局周辺だけでなく瀞霊廷全域に雪崩れ込む描写が追加。
群れでモゾモゾ動いてる感じとかびっしり生えた歯とかディテールが盛られてて、きしょいよ〜〜〜。

派手な戦闘シーンというわけではない一角たちのアクションもよく動いていて嬉しい。

浮竹

浮竹からは変わらずミミハギ様の影が空に向かって伸びてるのに、それが度々映る遮魂膜の穴を通っていないのは描写として正しいのだろうか。
遮魂膜の穴は2つ以上あるということ?

ユーハバッハの力で見えざる帝国の街並みが剥がされていくシーン (Cパート) が「霊王の力の奔流」によって建物が霊王宮へ引っ張り上げられる形に変更されてたので、ミミハギ様がユーハバッハに完全に吸い取られるシーンもこの続きと一緒に次回のアバンタイトルとかでやるんだろうか。

ルキア

藍染の霊圧で力の奔流たちが圧し潰されて突風が吹くシーン、ルキアの美人度が高い。


Aパート

黒棺

藍染一人だけの画からカメラが少し引いて、口元を映してから真っ黒な画面に「黒棺」の声、直後に凄まじい勢いで棺が組み上げられていくという緩急に、棺の巨大さの描写、表面のエフェクト、棺が割れた後に落ちてくる破片や一帯に残る粒子の描写、と演出が旧アニメから格段にパワーアップしていて格好良かった。
(比較のために旧アニメの黒棺を見直してみてみたら、記憶以上にモタモタ&のっぺりだな……)

発動前に地面から黒い雷状の霊気が立ち上る描写が追加されて、京楽が何によって黒棺の発動を察せたのか (=霊覚で感知できるような前兆があった) が分かるようになっていたのも些細だけど良かったポイント。

黒棺発動ボタン

最速放送開始前に公式サイトに黒棺の詠唱をツイートするボタンが設置されていて、「無間に捕われている間にも強くなっている」「しかも詠唱破棄でこの威力」という場面なのにアニメでは詠唱アリでやっちゃうの?と思っていたらそんなことはなくて安心した。

詠唱破棄の黒棺に合わせて詠唱文をツイートしよう!というのはズレてるように感じるけど、放送時にTwitterでトレンドに入ったりもしたようだしプロモーション的には良かったのかな。

ユーハバッハ戦での五龍転滅にはアニオリで詠唱が付いてもいいなぁと思っている。

藍染『ユーハバッハの霊圧の変化を感じ取れないのか』

「霊圧を」ではなく「霊圧の変化を」ではあるものの、ユーハバッハの霊圧が少なくとも崩玉と融合した藍染以上にはなっているという示唆か。
こういう言及って今までなかったけど (感じ取れるキャラが少ないからか)、確かにラスボスなんだからそれくらいの霊圧はあるよなぁ。

霊王宮を撃ち落とそうとする藍染

『私が撃ち落としてやろう』のカットの藍染、影の付け方も含め原作再現度が高くて良い。

放出される霊圧の描写も、名前のある技でもないのに凄い迫力。
藍染の顔の左目側だけ映っているカットでの霊圧の粒子が画面手前側に向かって飛んでくる描写が、何だか演出に気合が入っている感じがして好き。

涅親子登場

原作では門を作り始めてからの登場だった涅親子が、シナリオの組み替えに伴いここで登場。
そういえば拘束椅子の制御器具、なんで「弐」と「参」だけ大字なんだろう。

生き残り騎士団員ズ登場

第2クールで聖別を喰らった時点で何故か追悼イラストが上がってたナジャークープ、普通に再登場した上に能力名も言わせてもらえないまま普通に退場した。何だったんだ。
原作と違ってバズビーに撃たれたあと高所から落ちて勢いよく地面に打ち付けられてて、いたそう。

バズビー・リル・ジジが下に降りて京楽たちの方へ歩いてくるシーンで、「『見えざる帝国』は瀞霊廷の影の中にある」という話に始まり、陰の側にいたバズビーたちが死神たちのいる光の当たる方へ出てくるという演出も良。


アイキャッチ

「霊王の力の奔流」

奔流が死神に襲いかかる理由にも色々含みがあったんだな。

開闢以来初めての現象だろうに「諸説あり、」って誰が唱えた諸説?とか思ってしまった。(もう少し後世視点の話?)

「破道の九十『黒棺』」

公式が黒棺好きすぎるだろ。

黒棺の英語表記は BLACK COFFIN とかじゃなくて KUROHITSUGI なんだ。


Bパート ― 瀞霊廷

一堂に会する隊士たち ― 車谷

車谷十席!!??!?

「13 BLADEs.」以前は十三番隊所属であることのソースすら意外と見つけにくかった車谷、遂に席次が判明して謎の感慨深さ。
破面篇終盤で藍染を前にしてたつきたち現世の魂魄を守りつつ生き延びたこととかが評価されて昇進したんだろうか。

一堂に会する隊士たち ― 志乃&竜ノ介

この2人のやりとりもお互いへの信頼が感じられて良かった。
格好良いぞ竜ノ介。

今更瀞霊廷で一般隊士 VS 聖兵なんて展開にはならないだろうし、後々落ちてくるリジェバードは一般隊士じゃ太刀打ちできないにせよ、小説の描写から志乃は始解できるっぽいし何とかこの2人の戦闘シーン見られないかなぁ。(隙あらば戦闘を盛って欲しがる)

一堂に会する隊士たち ― 理吉

六番隊所属の理吉が持ってる伝令神機に「十三」と書かれてるのは拾い物だから?
その後のシーンでも誰かの伝令神機が無造作にその辺に置いてあったし。

京楽の演説のシーンでは志乃の隣に理吉の姿が。
行木兄弟が同じ場所にいるの、初めて見たかも。(小説でそういうシーンあったりしたっけ?)

マユリの台座

マユリがボタンを押すと地面が開き、何かと思ったら、キモいデザインの舞台だー!!!

霊王の力の奔流がキショかったからって別方向のキモさで対抗すな〜〜〜!!

一堂に会する隊士たち ― その他

マユリの舞台出現後のシーンで映る大勢の隊士たちはCGで、一時停止してみたら同じ顔の人がたくさんいた。
一瞬しか映らない部分なのでそれは別にいいんだけど、よりによって随分特徴的な顔の奴をコピペしたな!?

京楽の演説

演説シーンが良かったという話は冒頭でもしたので改めてここに書くことはあまりないんだけど、京楽の総隊長らしいリーダーシップが見られて、元柳斎亡き後の新生護廷十三隊という感じも良かったなと。

京楽と藍染

アニメでは「瀞霊廷全域へ伝令 → 隊士たちが集まってくる → 京楽の演説」という流れがあったのに、藍染が動きを止められていた時間が原作通り「5分そこら」だったことになっていたのはちょっと無理が。(笑)

京楽に『それで殺せるぐらいならとっくに殺してる』と言われた時の藍染の表情が原作と違って全く笑っていないのはどういう感情だったんだろう。

霊王宮への門を作る

平子・ひよ里・砕蜂のコミカルなやり取りが残っててくれてよかった。

ルキアの『護廷を背負う気持ちは 皆同じなのだ』という台詞の後に浮竹が映るシーン、ルキアの台詞は原作での浮竹の台詞が元だったようで、そこをルキアが引き継いでるのは熱い!
1周目を見たあと原作と見比べながら2周目を見ててここでテンション上がった。


Bパート ― 霊王宮

一護と織姫

一護が目覚めたことに安堵する織姫の柔らかい表情がとても可愛い。
記憶にある限り織姫史上最かわなのではないかというくらい、可愛い。

前回の感想で「雨竜はこれくらいの怪我なら双天帰盾で簡単に治せると思って撃ったんだろう」と書いた一護のダメージ、ちゃんと大怪我扱いだった。

コン

「勝手に殺すな!」的なノリはギャグシーンとしてはベタな気がするけど、原作になかったギャグシーンが入るの珍しいな。
反撃に転じる前のひとときということでちょっと和んだ。

反撃開始

原作では何気ないシーンで言っていた夜一の『では 反撃といこうかの』という台詞が、滅却師側にやられっぱなしの状況から脱却して今まさに反撃の火蓋を切るという感じの熱い台詞として使われていて格好良かった。

ここでサブタイトルを出してエンディングへ……かと思いきや、サブタイトル表示で仕切り直してもう少し続くという珍しいケース。
「AGAINST THE JUDGEMENT」の「THE」の配置は単行本69巻の表紙が元ネタか。

グリムジョー再登場

第1クールでちょっとだけ登場していたグリムジョーがようやくちゃんと再登場。
一護の台詞のテンポがちょっと詰め込んだ感じになってる気がする。

SNSでは「令和になってグリムジョーが見られるとは」的に盛り上がってたようで、アニメ勢的にはグリムジョーって懐かしいのか〜と思って見てたのだけど、俺もこの回を見た後に行ったヒトカラで「Rolling Star」や「残り風」を選曲してしまうくらいには懐かしさにあてられていた模様。


次回予告

斬魄刀の鍔の形検定合格。(声が聞こえる前に鍔の形でグリムジョーだと分かったの意)
過去一シンプルな詩だ。

次回予告を担当するくらいだし、話の流れを入れ替えて次回でグリムジョーがナックルヴァールに突っ込んでいくところまでやるのか?
今回からの範囲である69巻はバトルがあまりない巻なので、原作通りやるのか今回みたいにオリジナルで盛り上がるシーンを追加してくるのかが予想できない……。

ブレソルでは金田朋子さんじゃなくなってるらしいネリエルの声がアニメでどっちになるのかもちょっと楽しみ。


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第31話の感想は以上。

2週連続で最速放送までに投稿できてなくてよくない流れだ……。
流石に今週は怠惰すぎたので、来週はもうちょっと頑張るぞ。

ちなみに、前回の感想記事の最後に書いてた「日付が変わってから9時間以内に記事を投稿すると投稿日の日付が世界標準時基準になってしまう問題」は次の日のうちに直しました。

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