ブログの文体についての気付き

SNSに投稿した文章とブログに投稿した文章を見比べた時に、な〜んか読み心地が違うなぁと思っていた。
ブログでは何となくSNSよりはもう少しちゃんとした文章を書かなくてはという意識があってこれまで敬体を使っていたので、ずっと常体で書いてるSNSの投稿と印象が違うのはそりゃそうなんだけど、ふと、ブログの文章の方がより「誰かに向けて書いているように見える」ことに気付いた。

考えてみれば、敬語って「相手に対して」敬意を表すための言葉遣いなんだから、敬体で書くと読者の存在を前提としてるように見えるのか。


自分がこのブログにアニメの感想を書いているのは「せっかくだから感じたことを文章として残しておきたい」というモチベーションからで、多くの人に読んでもらいたいという気持ちはあまりない。
(拙文を楽しんでくれる人がいるならそれは嬉しいけど、自分にとっては書き上がって投稿した時点で「既に目的を達成したもの」なので、誰にも読まれなくても苦にはならない)

誰にも向けずに独り言みたいに書きたいのに、敬体で書くことによって誰かに向けて書いているかのように見え、文章の内容までそっちに引っ張られてしまうという齟齬が、ブログの記事を書こうとする時に「なんか納得いかなくて文章がまとまらない」ことに繋がっていた気がする。


高校生の頃にやっていた別のブログ (流石に閉鎖済みだけど、閉鎖する時に全ての記事をスクショして手元には残してある) の記事を読み返してみると、随分フランクにどうでもいいことを色々投稿していたのが伺える。
若さのなせる業かと思ってたけど、文体の違いも一因だったのかもしれない。

敬体は独り言的な文章には向かないのか。
ちょっと面白い発見だったし腑に落ちた。


今の自分としても常体の方が目的に合ってそうだし、その方が楽に書けるなら今度からこのブログも常体で書くことにしようと思った。

過去に投稿した記事の文体まで修正するかというと……まぁ、気が向いたら。

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