アニメ「BLEACH 千年血戦篇」 第22話「MARCHING OUT THE ZOMBIES」感想

最速放送の地域ではあと数分で第23話の放送が終わるかというところだと思いますが、構わず投稿。
第22話の感想です。

原作既読のため、物語の感想よりもアニメで追加されたシーンや演出に関する感想がメインになります。
先の展開のネタバレが含まれますのでご注意ください。


第22話「MARCHING OUT THE ZOMBIES」

アバンタイトル

霊王宮へ向かうユーハバッハたち

ユーハバッハが唱えている呪文、前回よりははっきり聞こえているものの、やはりNetflixでも字幕はついていませんでした。
霊王宮に到着する回で今度こそ聞けるのか、それとも第1クールのベレニケの台詞よろしく「第2クールのBDの特典映像でこの呪文のフルバージョンが聞けます!」コースか……!?

死神たち VS 滅却師たち

滅却師たちが一斉に完聖体を発動する場面はアニメだとカラフルになりそうでちょっと楽しみだったのですが、そこに至る原作第586話冒頭のシーンは丸々カットでしたね。

檜佐木はリル&ミニーと交戦中。
衝撃が来るのを察知して退避するまでの反応の速さからリルとミニーの方が格上な感があり、このまま戦い続けると檜佐木の分が悪そうです。

その後の現世組

雨竜の裏切りにショックを受けていた一護が、チャドに叱咤激励されるのではなく自分なりに考えて自力で立ち直る展開に。
PV第3弾の終盤にあった一護の『死神と滅却師の戦いだってんなら、俺と石田は……』という台詞がようやく本編で聞けました。
原作は原作で一護とチャドの付き合いの長さが伺えて好きでしたが、アニメでは「一護と雨竜の物語」としての面が強調されていることもあり、一護が頼もしく感じられる改変になっているのは嬉しかったです。

『ずっと並んで戦ってきた』とこれまでのシーンの回想が入るのは最終章らしい感慨深さがありますし、『石田は……仲間だ』と真っ直ぐ言い切るのもグッと来ます。
『あいつはどう思ってるか分かんねえけどな』は第4クールで聞けるであろう雨竜のあの台詞がアンサーになりそうで、原作ファン的にはニヤリとさせられるところ。


その後の死神たち

白哉 VS ナジャークープ&キャンディス&ロバート

千本桜で瓦礫と衝撃から身を守っていた白哉の元に、ナジャークープ、キャンディス、ロバートの姿が。
原作では戦闘シーンが省略され、敗北した後の描写だけがあった3人ですね。

原作通りの展開ならロバートはペペ戦の後しばらくして聖別で死ぬので、アニオリでロバートの戦闘シーンを入れるならここしかありませんが、公式サイトで公開されているあらすじでは「ロバートと戦っていた白哉の元へ〜」と過去形になっているので望みは薄そう。

射場&狛村

原作第612話 (単行本68巻収録) にあった1コマに続きそうな追加シーン。

射場さんまで復讐心に駆られているような台詞でしたが、基本的に復讐 (相手を傷つけることを目的とした戦い) を是としない作品なので、良くない兆候な気が。

恋次&ルキア VS バズビー

恋次が眉毛に手を当てる時にまで狒狒王の腕が連動しているのが面白い。(笑)

バーナーフィンガーはやはり「3」より「4」が先に出ましたね。
4なのにバズビーの手袋の矢印マークが親指のものも光っているのはミス?

カットされたシーン (霊王宮)

ユーハバッハたちが霊王宮に到達 〜 天示郎が始解して迎え撃つまでのシーンが (今回は) カット。
単行本66巻後半部分の話で本格的に零番隊の出番が来た時にそこからスタートするのでしょう。


技術開発局:浦原&現世組

織姫の衣装

織姫の際どい衣装にツッコミが入らないまま進んでいく……!
アニメ版一護はこのままラストバトルまで、(井上の服、ちょっと出しすぎだよな……) と思いながら過ごすことになるのでしょうか。

どうなる、織姫の名誉。

仮面の軍勢 現世残留組 (映像出演)

映像内のリサがひよ里の台詞の「ぱっくり」に反応して「エロい歪みやなぁ」とめちゃくちゃしょうもないことを言っていて酷い (笑) 。

歪み

滅却師たちが「歪み」を発生させていた理由については、原作では「尸魂界を混乱させ、戦力を分断するため」という推測だったのが、アニメでは「調査中」に。
後々何かあるんでしょうか? 実際のところ、あれで戦力が分断されていたかというとそうでもないですし。


ジゼル&バンビエッタ

ジジの本性

弓親に「男だろ」と指摘された時の『は?』とクールホーンに「あたしによく似てる」と言われた時の『どこが!?』は個人的にはドスの効いた声で脳内再生していたので少し物足りなく感じてしまいましたが、それ以外の場面でたまにすげえ声が出ていたりわざとらしくぶりっ子していたり、ジジの倒錯した部分が声に乗っていて良かったです。

おしおきを恐れて腕を掴んでくるバンビエッタの手を乱暴に振り払う追加描写も地味〜に性格の悪さが出ています。
何故そんな描写を入れることを思いつくんだ……。(笑)

ゾンビバンビ

ゾンビ化の影響で霊圧なり魂魄なりが変質した影響か、完聖体も黒く濁った赤色に。

登場時のBGMに「on the precipice of defeat」のフレーズが使われてましたね。
第3話のキルゲ戦でも別アレンジで同じフレーズが使われていましたが、このフレーズを聴くと旧アニメを思い出して懐かしくなります。


一角&弓親 VS ジゼル&バンビエッタ

「精液」はOKで「勃起」はNGとはどういう基準なのか。

今回はアクション的な見せ場は少なかった印象ですが、強いて選ぶなら「大地転踊」で浮かび上がった瓦礫を足場にして一角が跳び上がっていくシーンがその1つだったように思います。


マユリ&破面たち VS ジゼル&バンビエッタ

マユリとジジの会話

「まぶしい理由」のやり取りが遂にアニメに。
輝きを放つマユリ様の五月蝿すぎるビジュアルとやたら仰々しいBGMも相俟って大変満足でした。

『私に比べれば誰もが凡人だ』の後のジジ、口角が上がる前に一瞬「(ウッザ)」みたいな口の形になっているのが細かい。

霊子固定装置

今回のアクション的見せ場その2。
爆発や衝撃波の作画・演出に気合が入っていました。

霊子固定装置にバンビエッタの霊子弾が吸い込まれる時の効果音は、アニメ千年血戦篇 気持ち良い効果音-1グランプリにノミネートします。(開催未定)

破面たち登場

些細な変更点として、「狂う」という表現がよろしくなかったのか、原作ではドルドーニがマユリを「狂人」と呼んでいた箇所が「変人」呼びになっていたりしました。

破面たちは何と言ってもクールホーンの演技がメチャ良かったですね。
破面篇で弓親と戦った時はやや殺伐としていましたが、今回は死んでる筈なのに何なら前より生き生きとしていて、ウザさと愉快さのバランスが絶妙でした。

バンビエッタに撃った虚閃に技名の発声 (弓親戦と同じもの+"リバイブ") が追加されていたのは、ファンサービス……だと思いますが、冷静に考えるとどう嬉しいのかが説明できない (笑) 。
前のアニメよりもエフェクトが煌びやかになっていて綺麗ではありました。


次回予告

次回でペペ戦が終わるところまで進むと予想していますが、予告担当はペペではなくマユリでした。
サブタイトルも「MARCHING OUT THE ZOMBIES 2」とジジのターンが続きそうなタイトルですし、あらすじからするとペペ戦はやりそうなのにペペの存在感が薄いような。


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第22話の感想は以上です。

第17話の頃に「できるだけ早く&スムーズに感想を書き上げられる上手いやり方」を模索していた筈でしたが、そんなものは見つからないまま第2クールが終わりそう。

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